バレンタイン
バレンタインに備えて買い出しに行った。
本命用のはいいのが見つからなかったのだけど、義理チョコで肩に力が入ってないようないい感じのやつが見つかったのでひと安心。
義理チョコって、昔は安い値段で高く見えるようなやつを選んでたけど、気がついたら今年は逆だ。
お店の先輩スタッフのみなさんは本当に優しい方たちなので、あまり気を遣わせないように、いかにもプレゼントという感じではなく、普段も買えるようなのだけどちょっといいやつという感じのチョコレートにした。
なんせ、セール準備の作業中なんかの時にみんなで買ってきたサンドイッチやらを食べてた時に、ペットボトルのジュースを紙コップに注ごうとしただけで「いいよいいよ、みんな自分でやるから」と止められたくらいだ。
前職も、前前職でも、そういう時に女性が飲み物を注がないと怒られていたので、そんなことを言う男の人がいるというのが衝撃的だった。
そんな人たちなので、バレンタインもなんだか受け取りをしぶられる気がしている。
「バレンタインを口実に私が食べたいものを買っちゃいました」って渡そうと計画してるけど、もし受け取ってもらえなかったら、ほんとに全部自分で食べちゃおう〜
それにしても、普段はチョコレート売り場なんて見ないもんだから、たまに見ると珍しくてあれもこれも美味しそうで、やっぱり自分用を買っちゃった。
マンゴーチョコ💖
わざわざ電車で人混みに出かけて、大混雑のデパ地下で、グルメじゃないから何も分からないくせにブランド頼みで見栄をはって高いチョコレートを買ってたのが嘘みたい。
「やっぱジャン・ポール・エヴァンでしょ」的な。
新宿伊勢丹の地下のチョコレート売り場、ちょー並ぶんだよね。今思うとちょっと辛かったかな。
今年はそんなことしてないから、すごくラクだし、バレンタインが負担じゃない。嫌じゃない。
ああ、よかったなあ。
わたし、会社辞めてほんとよかった。
とはいえ、まだ本命チョコを買えてないー
レーズンチョコがいいと希望をもらったので探してるんだけど、ちょっといいやつになるとリキュールやらワインやらラムやら、お酒に浸されているのでボツってる。
お酒を使ってなくてちょっと素敵なおいしいレーズンチョコはどこにあるんだろう?
もし見つからなかったらどうしよう><
オーツン チョークキューブ(OCUN CHALK CUBE)
オーツンのブロックチョーク買ったー
めっちゃ止まるらしい!
いつものチョークバッグに放り込むんじゃなくて、他のチョークが表面についたり混ざったりしないように、これだけを独立して持っておいて、ここぞという時に取り出して手に塗るといいらしい。
先輩スタッフからおすすめしてもらったのはジップロック的な密封袋。
うー楽しみ。
いびつだった
ここ数か月、ジムに行ってもずっとルーフにこもってた。
おかげでルーフでジムグレード更新ができ、自分的には快挙と思っていたのだけど、今日久しぶりに垂壁と傾斜に取り付いてみたら、グレード更新どころか前より登れなくなってて愕然とした。
やばい。これはやばい。
遊歩道で乗れなかったのはシューズのせいじゃなく私のせいだわ。
助言をしてくれたHさんに感謝…
「スラブでアップしてルーフにずっといるけど、それってかなりいびつな内容だと思うんすよね」と言ってくれたのだ。
たしかにおっしゃる通りだったし、言ってくれるまで、自分のいびつさに全然気が付かなかった。
危なかったー!
これからはルーフ以外も絶対やる!!
ミウラーVSウーマンの小さいサイズを買うのはそのあとだ(いつか絶対必要になるのは分かってるけど)。
いまだによくわからない話2
姉のわからなかった話を書いて思い出した、兄の話。
兄が上京して家を出ていって、初めて帰省してきた夏だったから、たぶん兄は19歳で、私が13歳の時。
帰省してきた兄はお土産に、夏物の紺色のハンチング帽をくれた。
ファッションに興味が芽生えたばかりの田舎の子供の私には、都会で買ってきてくれたおしゃれ上級者感漂うアイテムの帽子なうえに、ハンチングだなんて自分で絶対買えない感じだったので、とても嬉しかった。
(当時はカンゴールのハンチングを前後逆にかぶるのが流行っていた)
その後、兄となんとなく口喧嘩になってしまった。
怒りだした兄はわーっと大きな声でまくしたてた後、「もういい!俺がやったお土産返せ!!」と言ってきた。
帽子を手放したくなかった私は黙ってその場でじっとしていたが、グズグズしている私を見て更に気が立ったか、兄は「何しよんのか!早く持ってこんか!!」とわめくように怒鳴りだした。
いよいよどうにもならなくなったし怖かったので、諦めた私は帽子を自分の部屋まで取りに行き、戻ってきて兄にしぶしぶ差し出した。
そうすると兄は逆上して、「なんで持ってくるんだ!」と更に大きな声で怒鳴りだした。
心の中で「え?持って来いって自分が言ったんやん…」と思い、わけがわからなかったけど、怒鳴る兄が怖くて私は黙ってその場で突っ立っていた。
兄の大声を見かねた母が間に入って、その場はなんとかなった気がする。
20年以上たった今でもどうすればよかったのかわからない。
持って来いと怒られ、持ってくると怒られって、どっちにしろ怒るんじゃん。
どっちを選んでも悪い結果しかない要求をふっかけてくるとか、どこのヤクザだよ。
この話を彼氏にした時、さらっと「俺のことを大切にしろって言ってるんだよ」と言われて、この人の読解力すげえ!って感心したんだけど、それを実際の行動に落とした場合、果たして帽子を持ってこないほうがよかったのか、別の方法があったのか、やっぱり分からない。
口喧嘩の内容は覚えてないけど、いつもどおりよく分からない理由で怒っていたので「お兄ちゃんごめんなさい私が悪かったです」と取りあえず言うという選択肢はなかった気がする。
兄はいつも何が悪いのか私には分からないことで怒りだしたし、言ってるうちに感情が高ぶってくるのか内容もめちゃくちゃになってくる。
怒られるわけが分からず、とりあえず大きな怒鳴り声と怒った顔が怖かった。
それにしても、歳の離れた妹(しかもまだ子供)に「俺を大切にしろ!」って要求するとか、意味がわかってもそれはそれでひくわー。
兄は大人になった今でも久しぶりに話すのにえんえん自慢話しかしないような承認欲求の強い人間なので、昔から私は嫌いだった。
しかも価値観が噛み合わないので、すごいだろうと言われても私はすごいとは特に思わないことも多い(むしろそんなことを誇りに思ってるんだこの人…って感じでちょっとひくことが多い)。
でもだからこそ、そういう要求をしてくるんだろうなとも思う。
私の嫌いっていう感情をなんとなく感じ取ってるんだろうなー。
いまだによくわからない話
ジュースを買う度に思い出す、いまだによくわからない話。
18歳の時、3つ歳上の姉と同居していた。
ある時、家でごはんを作っていて、ちょっと足りないものを近くのスーパーに買いに行くことになった。
姉は機嫌が良かったのか、「大きいボトルのジュース、何でもいいから好きなの買ってきていいよ」と言ってお金を渡してくれた。
あまりお金がなくて普段ジュースも買えなかった私は大喜びでスーパーに向かい、悩みに悩んでカルピス原液を買って帰った。
カルピスが好きだし、大きいペットボトルとあんまり変わらない値段でよりたくさん飲めるからだ。
家に帰って姉に見せると、「はぁ?なんでよりによってカルピスなんか買ってくるの?!」と怒りだした。
なんでそんなに怒るのか、わたしにはわけが分からなかった。
欲しいものがあったなら「何でもいい」とか言わずに指定すればいいのに。
いまだに、何を買って帰れば姉が怒らなかったのか、よくわからない。
コーラか?CCレモンか?オレンジジュース?
カルピスと何が違うんだろう?
姉がカルピスが嫌いだったかどうかはわからない。
特に覚えてないから、別に嫌いでもなかったと思う。
どうでもいいからすぐに忘れるけど、ジュースを買うたびに思い出す。
『よるのこどものあかるいゆめ』が届いた
むらいさちさんと谷川俊太郎さんの絵本『よるのこどものあかるいゆめ』が届いた。
ページをめくっていたら途中で涙が出てきそうになって、鼻がツンとしたまま慌てて残りのページを全部めくって、すぐに本を閉じた。
やさしい写真と美しい言葉が合わさって、とにかくすごい。
写真単体の時よりさらにパワーが増してる。
精神的に弱ってる今このタイミングでこれは、やばい。
すごいなあ〜。
こういう時に「すっごく癒やされたよ!☆」ってカラッと言える人がうらやましい。
なんか軽く「癒された」って言えないんだよねー。
でもたぶん言葉にすると「癒された」なんだろうなー。
すごかった。あとでまたこっそり見よう。ねるまえに。
やめられない依頼
今日からまた翻訳をしている。
昨日の夜に、追加依頼をいただいたのだ。
先月末に納品した直後はもう今後は翻訳は一切受けないと思っていたのに、いざ依頼をいただくと金に目がくらんでつい引き受けてしまった。
とても後悔している…
どうして断れないんだろう私。
小銭のために登りに行く時間をごっそり奪われているのは、本末転倒だというのに。
翻訳をしていると思考がどんどん暗くなるのが分かる。
気分転換にせめてジムへ登りに行きたいけど、翻訳が終わらかなかったらどうしようと怖くなって登りに行く決心がつかない。
ここで登りにいければ、だいぶストレスなく翻訳の仕事を受けられると思うんだけどなー。
自分のビビリのせいなんだけど、つい依頼主を恨みそうになって、いかんいかん、せっかくお仕事(=お金)をくれる人なのに、と自分を制する日々。
恨み言を言いそうで怖くて、依頼主(元々はクライマー友だち)からの電話も音を消して出ない始末。
我ながら、精神的にやられておる。