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わたしの役割

essay

一昨日、山用品のお店でクライミングシューズを買いにいらっしゃったお客様に「失礼ですが、どれくらい登るんですか?」と訊かれたことが気になって、繰り返しぼーっと考えていた。

力量をはかられたわけだ。

その時は、ニコニコしながら「すみません、激弱なのでちょっと…」と言って誤魔化した。

お客様も「そうですよね、失礼しました」と引いてくれたからよかった。

 

以前も訊かれたことがある。

その時は随分と横柄な感じで言われたので、ムッとして私も「1級くらいですねー」と言い返したら、その人は黙ってしまった。

たしかに、明らかに始めたばかりの感じで、弱そうなのに調子にのってる感じの人だったのだ。

 

あれは良くなかったなと反省していて、次に訊かれたら濁そうと思っていたので、その通りに対処できたのだけど、これはこれでなんだかモヤモヤした。

 

考えていたら、そもそも訊かれることが何かのサインなんだと気がついた。

たぶん、私が随分と偉そうに話していて、見下されているような気持ちになったんじゃないかな。

 

別のことを考えているときに、これが繋がった。

お店の先輩スタッフが、背中が突然痛くてなって仕事に支障が出るくらいで、とても弱っている感じで本当に気の毒だったので、共通の知り合いの整体師さんのところへ行ったらどうかと提案したのだ。

先輩はやんわりと頷いてたけど、あの感じはたぶん行かない。

 

そういえば、私の彼氏も、お願いは聞いてくれても私からの提案はあまり採用されない。

彼氏、職場の人という、自分の半径を徐々に広げて考える身近な人ですら、私の提案はあんまり採用されないのに、そりゃお客さんが私の提案をそのまま採用してくれなくても当たり前だよな。

 

私はきっと、提案をすっと採用されるタイプのキャラではないんだろう。

風格とか、説得力とか、裏付けとか、そういうのが無い。

どっちかというと、話し相手の方が向いている。

隣できゃっきゃきゃっきゃ言って盛り上がる感じ。(←うん、得意)

 

先輩が、身体が大きくて強そうで(実際強い)知識もすごくて説得力もあるタイプだから、かっこいいなー、そうなりたいなーってつい思っちゃって、

風格も知識もそこまでじゃないくせに、そっちっぽい話し方をして、

キャラに合わないもんだから変に偉そうな感じになっちゃって、お客様は違和感を感じたんだろう。

だからきっと聞いてきたんだ。

「そんな風に見えないわりにずいぶん偉そうに話してるけど、お前なんぼのもんじゃい」ってとこか(;´∀`)

 

キャラに合わないのは、無理してやってもいいことがない。

私はできることをやろう〜

反省、反省。

つい背伸びというか、キャラに合わないことを憧れだけでやっちゃって、変なふうになっちゃうのね。

 

キャッキャと話し相手になるのは、お店の中で私しかできない。

先輩はいかにも強そうな体つきだし、背も高いし、ヒゲをはやしてるし、言葉も少ない。黙ってると間違いなく怖い。

私は背も低いし、筋肉もないので見た目からして弱そうだけど、きっと話しかけやすい。

 

専門的な道具がずらっと揃っていてなんかわかんないよー怖いよーと思ってる人は、私に聞けばいいし、なんかすごい人に意見を聞きたい人は、先輩に聞けばいいんだな(・∀・)

 

ってことで、スッキリ。

 

そんで、もしまたグレードを聞かれたら、今度はお客さんに聞いてみようと思う。

わたし、偉そうでした?

言ったらどうなります?

弱いやつからの意見って、あんまり聞きたくないもんですか?

 

うーん、角が立たないうまい言い方ないかな。

その日までに考えとこう。